そして吹田の雨は降り続く 負けるべくして負けた試合だったかな


「負けるべくして負けた」。試合後の吉田選手のコメントがこの試合のすべてを語っているといってもいいだろう。
    W カップアジア最終予選の初戦。対戦相手はオマーンだ。オマーンはこの試合に備えて約一ヶ月ほどセルビアで長期合宿したんだそうだ。それに対して、日本は選手が集合したのが三日前。コンディションに関しては雲泥の差だといっていいかもしれない。
    しかし、これはいい訳にはならない。

    試合開始早々感じたのが日本代表の動きの緩慢さだ。攻守の切り替えもそこまで素早くなく、さらに中盤でのパスミスや、つまらないコンビネーションミスが重なり、ボールをキープしきれない。こんな状態ではまともな試合になるわけがない。相手がどんなチームだとしてもだ。

    日本の攻撃を見ていてもゴールの気配がない。これは見ていて辛かった。なんとなく時間が流れていく。試合のペースはだからオマーンのものだ。オマーンはこの試合で失うものはなにもない。守り切ればそれでいい。もし点が獲れたとしたらそれは僥倖そのものだ。
    そして後半、引き分けが見えてきたあたりでオマーンはカウンターから待望の得点を獲得した。左サイドを破られた瞬間、それまできちんとマークできていたはずのディフェンス陣だったが、このときはマークが外れてしまっていた。
    クロスがゴール前に飛んだ瞬間、ドフリーのオマーンの選手がボールタッチ。無情にもボールはゴールネットを揺さぶった。

    まさに「負けるべくして負けた瞬間」だった。
    こんな試合を見たかった訳じゃないんだけどなぁ。

    最終予選はまだはじまったばかりだ。あと九試合ある。この敗戦を取り戻すことはもちろんできる。このあとの戦いを期待しよう。
    ただ気になるのはこの代表チームでのベストメンバーはどうなのかということだ。
    この試合では、トラブルなどもあり、そういう意味ではベストのメンバーとはいえない布陣だった。ただ五輪代表のメンバーも加わり、次戦からの戦いでほんとうの日本代表のベストメンバーが決まってくるのだろう。それを期待しよう。

    以前なら、あれこれ負けた原因をあれこれ並べ立てるんだが、もうそれはやりたくない。
    いいポイントだけをこれから注目していきたいと思う。
    そういう意味でも、ほんとうのベストメンバーはどうなるんだろうということが、これからのポイントだな。

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