「某」ってなんて読むか知ってますか ? 第十九話「某」その 1 を NOTE 公開


    ものがたり屋の松谷高明です。
    第十九話「某」のその 1 をNOTE で公開しました。
    読み方ですが「ぼう」と読むのが普通ですよね。ぼくはそれしか知りませんでした。でも「それがし」という読み方もあるんです。「それがし」。時代劇でよく出てきますよね。「それがしは」と自己紹介するときに使うのかな。
    でも元々の意味はその名がわからない人や事物をさすんです。それが謙譲語として自分のことを指すようになったんですね。

    それを知って「某」を第十九話のタイトルにしようと思ったんですが、じつは川上弘美さんの小説に「某」という作品があるんです。こちらは「ぼう」と読みます。主人公が何者でもなく、物語に従って変化していくというちょっと不思議な話です。
    この「某」をタイトルにするのはいいけど、コンセプトが重なっちゃうような気がしていてちょっと二の足を踏んでいたんです。でも「それがし」ということでイメージを膨らませたら、それとはまったく違って「ものがたり屋」らしいストーリーとして展開できそうな手応えを得たので、書きはじめることにしました。

    シーンの構成の都合で「その 1」がちょっと長めになってしまいましたが、どうしても必要なシーンだけを選りすぐって書いたつもりです。会話がちょっと多くて、無駄な話をしているようで、それぞれにきちんと意味があるんです。
    いや、きっと意味があるはずなんです。というか、そう思いたいのかな。あとあとで伏線っぽくなっているんじゃないかって期待しているところもあるのかな。なんじゃ、それは。
    ということで「某」その 1 です。どんな怪しい話に展開していくのか、ぜひ、お楽しみください。

    うっかり閉め忘れた襖の影、街灯の届かないひっそりとした暗がり、朽ちかけている家の裏庭、築地塀に空いた穴の奥。
    逗子の端っこにある絶景カフェで紗亜羅と待ち合わせをしていた麻美は、小野原円と名乗る画家に話しかけられた。モデルになってほしいというのだ。いろいろと悩んだ麻美だったが、小野原のアトリエを訪れれることにした。そこで小野原はスケッチブックに麻美の顔を描きはじめた。その翌日、麻美がそのスケッチブックを覗いてみると……。
    ぜひ、お楽しみに。

    せっかくだから、読んだら「スキ」をしてくれると嬉しいです。
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「ものがたり屋 参 某」その 1
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