すいません、まだアメリカ大統領選挙の結果は確定していないんですよ


「あきらめたらそこで試合終了ですよ」というのは、ご存じスラダンの安西監督の名言だ。いや、アメリカ大統領選挙を見ていると、まさにこの言葉通りだね。
    どうやら世間的にはバイデン候補が勝利したという話になっているけど、じつはまだ開票は完全に終わっていないのだ。しかもアリゾナ州やペンシルベニア州は、バイデンの当確マークが外れた。そう、まだ獲得した票は過半数を切ったことになる。ま、確かに有利なんだけどね。

    しかしねぇ、一週間経ってもまだ投票結果が確定しないって、アメリカの大統領選挙ってのはどうなっているんだろう。日本じゃ考えられないよね。これからトランプ大統領は法廷闘争に出るということなので、しばらく当選者は正式に決定しないままになりそうだ。
    この姿勢を批判する人たちや報道も多いし、じつはまだ確定していないという報道はいっさいないけど、まじで「あきらめたらそこで試合終了」状況なので、これはこれで頷けることではあるかな。改めていうまでもなく、ぼくはトランプ押しだ。

    いま現在の状況で考えると、上院は民主党が過半数を獲得できないことが確定した。しかも、下院議員の数も過半数は獲得したが、以前よりもその数は拮抗する寸前まできた。
    これってどういうことかというと、バイデンが大統領になろうが、副大統領候補のハリスが大統領に昇格しようが、政権開始時からレイムダック政権になってしまうことが確定している。
    アメリカ大統領ってその権力は絶大だと思われがちだけど、じつは意外にそんなに権力をもってはいない。
    法律を定めるには最終的には上院の賛成が必要になるのだ。そういう意味では議会の力は大きい。その上院の過半数をたぶんこのままだと共和党が獲得するであろうからだ。

    今回のこの選挙ではバイデンが勝利をしたとしても、そういう意味では民主党は敗北したに等しいといえる。このままだと次回の中間選挙で共和党の躍進が考えられそうだ。というのも、今回の状況を苦々しく思っている民主党内の人たちも多いらしい。
    今回は急進左派勢力が前面に出すぎたという批判が強いためだ。まぁ、なかにはアナキストといってもいい人たちもいるからね。警察解体とか裁判所を解体しろなんていう人たちもいるぐらいだからさ。

    しかしアメリカの二大政党ってのはわかりやすくていいよね。共和党はちいさな政府を目指していて、民主党は大きな政府を目指している。簡単にいうとばらまき型の政策ってことかな。トランプ大統領は仕事を作ることで貧困層の救済をしていたんだけど、民主党は補助金配るからそれで我慢しろということらしい。
    おもしろいのは外交の面だ。共和党は強面で、民主党は腰が引けている。わかりやすい例でいうと、カーター政権時のイランアメリカ大使館人質事件だ。CIA の情報収集能力や軍事的プレゼンスの低下がその原因なっているといわれている。これを解決したのが次の大統領のレーガンだ。もちろん共和党ね。聞くところによると、大統領が替わった瞬間に空爆を実施するとイラン高官に耳打ちした次期政権関係者がいたらしい。

    歴史的に見てみると民衆党政権時に戦争になってることが多い。ベトナム戦争に参加したときの大統領はケネディだし、なんといっても戦争は絶対にしないと公言して大統領になったくせに日本を戦争に引き摺り込んだのはルーズベルトだ。しかもその仕上げに原爆を落としたのは副大統領から昇格したトルーマン。みんな民主党ね。
    いまの中国の野望を放置して増長させたのもオバマ政権だ。あ、副大統領はなんとバイデンじゃん。
まぁ、湾岸戦争はブッシュか。共和党だな。

    ということでアメリカは共和党と民主党がそれぞれ競い合う構図になっている。振り子ってのは左右に振れるものなので、これはこれでバランスが取れているということなんだろう。
    それに比べると日本ってのは、これはいつもぼくが嘆いているけど政治的にはとても不幸だよな。
    なにせまともな野党ってのが存在しないんだから。

    さて、この選挙の最終決着はどうなるんだろうねぇ。試合終了のホイッスルは一応、12 月 14 日だけど、年明けまで縺れる可能性もあって、そうなると本当の泥仕合だな。
    アメリカはどこへいくんだろうねぇ。

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