しあわせってなんだっけ ? こうして海を眺めてのんびりすることかな


    独りである。もう、ず〜っと独りだ。
    話し相手もいないし、だれかと一緒にいるということもない。それでもやっぱり海に足が向く。まぁ、それはぼくが海バカだからなんだが、海でのんびりしていると、まわりにまったくといっていいほどおひとり様がいないことに気づかされる。
    だいたいがカップルかあるいは集団だ。スピーカーで音楽を流しながら騒いでいる人もいれば、静かにふたりで陽射しを浴びいている人たちもいる。

    そんな人たちを見ながら、つい思ってしまう。いまのぼくはなんだろうと。
    癌サバイバーだし、オストメイトだ。だから水着になって陽射しを楽しむことができない。
    パウチがお腹にくっついたままなのでそもそもうつ伏せにもなれない。
    免疫力が気になるので、しかも海に入ることもできない。
    それでもなぜ海にいくのかというと、やっぱり海が好きだからだ。

    梅雨の合間の陽射しを浴びながら砂浜に腰を下ろして、ビールを片手にぼんやりと海を見ていると、しかしいままでとはちょっと違う思いが込み上げてきた。
    とても不思議なことなんだけどね。
    このいまをじっくりと味わって、しかもしあわせを感じるようになっているのだ。
    いや〜、ちょっとびっくり。
    でもこれはいいことだよね。うん。

    かなり以前に「しあわせのハードルを下げる」なんて記事を書いたことがあったんだけど、ハードルを下げるどころじゃない。この「いま」をしあわせに思うのだがら。
    でも、なんだかこんなぼくでも、それでいいかと思えると、じんわりとしあわせ感に浸ることができることが解った。
    でもね、これはいいことだと思うんだよ。というか、やっとそんな境地に到達したのかというのが正直なところでもある。

    ということで、ぼくは海で波の音を聞きながら、潮風を浴びで、じんわりとしあわせになっているのだ。
    あっ、ビールがあればさらにしあわせなんだけどね。

    なんてことを感じる今日この頃であった。
    もちろん、独りが嬉しいわけじゃないからね、念のために。

コメントを残す