危うくうんちまみれに やっぱりストーマパウチが気になる ぼくも癌でした


    昨日のことだ。夜中に眼が醒めて時間を確認した。4 時ちょっと前。
    そういえば Chicago の 25 or 6 to 4 と同じような時間だな。いや、話が逸れた。
    このところ夜中にストーマパウチに便が溜まることが多い。いつもこのぐらいの時間に眼が醒めて、トイレにいき、用を足すついでにパウチも処理することになる。
    この時間帯に便が溜まってくれると日中にパウチの心配をしなくていいので、タイミング的にはちょうどいい。量が多いときには、この時間に処理したあと、6 時過ぎには起きるようにしているんだが、そのときに処理することができる。

    ということで、いつものことかと思って用を足していたんだが、どうも臭う。
    臭い。
    パウチに便が溜まっても臭うことはほとんどない。だからおかしいなと思いながらパウチを確認してみたら、パンパンに膨れあがったパウチの右下から、なんとすこし柔らかめのうんちがたら〜りと垂れだしていた。
    いや〜、なんと奇跡的なタイミング。
    これ、あとひと眠りしてからなんて思っていたら、ぼくはうんちまみれになってしまうところであった。しかも、ちょっと柔らかい便だから、これが大量に漏れでもしたら、もはや布団など使い物にならなくなってまう可能性もある。
    そう考えればとてもラッキーだったのだ。

    ということで漏れている場所をトイレットペーパーで抑えつつ、パウチを交換する準備をして、その場で交換した。
    じつは先週も同じようなことがあったのだ。
    そのときはかなり固めの便で、そこまでパウチに溜まっていたわけではなく、寝ている体勢のせいだろうか、行き場がなくなった便がパウチの隙間を押し広げて漏れそうになっていた。
    このときもなんとなく眼が醒めて、トイレにいくときに、なんだか妙に臭うなと思って確認してみたら、漏れ出す寸前だったのだ。

    まぁ、こんな話はごくごく普通に肛門から排便できる人にはいったいなんの話だか、よく解らないだろう。
    肛門の周りには括約筋という筋肉があって、ちゃんと排便するタイミングを調節することができる。要するに排便していいときにトイレにいけばいいわけだ。
    稀にピンチを迎えることがあったとしても、だいたいその危機は回避できる。なにせ人としての尊厳に関わるからね。必死になって我慢するよね。ぼくにもその経験はある。というか、あったというべきか。

    ぼくは人工肛門を造設している。これは、まぁ簡単にいってしまうと腸の先っぽをちょん切って、臍の横に開けた穴から突き出してそこから排便するようになっている。
    あたりまえだが腸の周りには筋肉はないし、造設した人工肛門も、肛門という名称こそ同じだが、その周りに括約筋があるわけではない。ということで、これはただの排出口と同じで、ただ垂れ流しているだけ。
    その垂れ流したものをストーマパウチが溜めてくれるだけなのだ。

    だから稀にこういう現象が起こることになる。
    そう、うんちが漏れるという事態だね。まぁ、こういう身体になってしまったら、排便が人とのしての尊厳とは関わらなくなる。というか、どうしようもないから、ただ出るものを処理するしかないわけだ。
    そういう意味では、うんちとは以前とは違った感覚で付き合うことができる。ただの汚い排泄物でしかない。確かに臭うけど、触れないわけではないし、もし触れてしまったら洗えばいい。そういう割り切りができるようになる。

    今回は被害はほとんどなかった。ぼくは T シャツを着て寝ているんだが、それがすこし汚れただけ。こんなものは洗濯してしまえばなんてことはない。
    でも、この漏れるということを考えると、ちょっとだけ重たい気持ちになることもある。
    いや、自分の家ならどんなことが起こってもいいよ。掃除すればいいじゃん。
    これ、たとえば旅館に泊まっていて、そこの布団をなにかのトラブルでうんちまみれにしたらどうしよう、なんて考えるとね、気分はず〜んと沈み込むことになる。

    これがさ、もし、なんらかの奇跡が起こって、ぼくの隣に好きな人が一緒に寝ていて、そこでうんちが零れたら、なんて考えたら、もう寝られなくなってしまうほど心配になっちゃう。
    まぁ、だからといってどうすることもできないけどね。
    そのときには諦めてもらうしかしないか。
    これがぼくだからって。

    でも、それをすんなりと許してくれるような人と出逢えるのか ?
    というか、そもそもぼくには出逢うチャンスがあるのか。それを悩んだ方がいいのかもしれないなぁ。やれやれ。

One Reply to “危うくうんちまみれに やっぱりストーマパウチが気になる ぼくも癌でした”

  1. […]     危うくうんちまみれになりそうになったのは先月の後半のこと。     それからはまったく問題なく夜を過ごしているかというとちょっと違う。     やはりいろいろとあるのだ。というか、やらかしてくれるわけだね、これが。 […]

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