エコーと MRI に PET なんだか未来感たっぷりの検査 ぼくも癌でした


 化学治療、いわゆる抗癌剤投与をいったん延期して、手術ができるかどうか確認することになったことは、前回この blog でも書いた。
 そのために肝臓に転移している癌の状態をきちんと確認しておく必要がある。ということで今週の火曜日とそれから今日、検査を受けてきた。

 火曜日は超音波を使ったエコー検査と造影剤を使用した MRI で、今日は PET 検査。
 癌の検査はこれで終わりだけど、ときおり謎の腹痛を起こすので来週の金曜日に念のために胃カメラの検査をすることになっている。

 エコー検査はきっといろいろな人も経験済みだと思う。お腹の部分にゼリーを塗って、超音波を出すプローブを押し当てて検査する。皮膚との間に隙間ができないようにゼリーを塗るんだそうだ。空気は超音波を通しにくいからで、滑りをよくするためじゃないんだね、はじめて知った。
 まだ経験の浅い人が担当したみたいで、いろいろと確認しながら検査をしてくれた。終わり間際にはベテランの人をわざわざ呼んで再確認してたけど、もしかしたら癌が小さくて確認しにくかったんだろうか。
 それならいいんだけどね。

 次は MRI。この検査ははじめてだ。CT と違って磁気と電波で画像を撮影する。
 造影剤を撮影中に使用するので、まず点滴用のインサイト針を刺して、造影剤の入った注射器をそこにつけてMRI 室へ。
 横になるとヘッドフォンをつけさせられた。というのも、磁気を発生させるときにもの凄い音がするかららしい。というか、確かに結構な音だった。
 工事現場のすぐ近くにいるような音がしたり、また別の音がしたり。電磁石の原理なんだろうけど、どうやって磁力と電波を使って画像を撮影するんだか、それについてはさっぱり仕組みが解らない。
 まぁ、解る必要はないんだろうけど、でもなんとなく知りたいんだよね。
 機械的には CT と同じような感じだったな。これでどんな画像が撮影できるのか。来週確認できると思うので、それはそれで楽しみだ。
 なんだか癌の心配よりもそっちに興味があるというのは、ぼくの場合、これは性格だと思ってもらっていい。

 さて、今日受けてきた PET だが、Positron Emission Tomography の略で、日本語だと陽電子放射断層撮影ということになる。
 どんな原理かというと、癌細胞が正常な細胞に比べて大量にブドウ糖を吸収するという性質を利用するんだって。FDG という薬を注射するんだけど、この薬が、グルコースと放射線を発するポジトロン核種を合成したものなんだそうだ。グルコースはブドウ糖ね。
 ということで、注射するとだいたい一時間ほどで全身に行き渡るので、そこで撮影する。体中の細胞がブドウ糖としてFDGを取り込むけど、癌細胞はこの放射線を発する FDG を多く取りこんでいるので、画像にはっきりと写る。
 当然、放射線を発する物質を体内に注射するわけだから被爆するけど、人間がふつうに生活していて一年間に浴びる放射線とほぼ同じぐらいの量なので、問題はないんだそうだ。

 実際には受付をして検査着に着替えたあと、検査薬 FDG を注射すると、安静室でだいたい一時間ほど安静にしてから検査室へと向かった。
 注射する前にお茶のペットボトルが渡されて、安静にしている間に飲みきるようにいわれた。薬剤が体内に行き渡るようにということだね。で、検査前にちゃんとトイレにいって出せるだけ出すようにともいわれたので、しっかりとトイレに。

 これも CT や MRI と同じような機械だったけど、CT や MRI は頻繁にドームの中を移動することになるんだけど、ほとんど動くことがなかった。
 時間的には十五分から二十分だろうか。最後に CT の撮影をして終わり。画像を合成して判りやすいようにするらしい。
 ただ薬のせいだろうか、若干だけど吐き気に近いものを感じた。もっとも吐いたりはしなかったけどね。
 撮影が終わってから、画像の確認をする間、別の場所で待ってそれで終わった。

 そういう意味では、撮影する部分がぐるぐると回転する CT が機械的には一番未来感たっぷりかもしれない。でも理屈とやり方としては PET が一番未来っぽいね。放射線を発する物質を体内に取り込んで撮影するわけだから。
 しかし去年、腸閉塞になってから、まぁいろいろと体験してきたものだ。
 なんだかどんな検査になっても驚かない自分がいるというのもちょっと不思議な感じだけどね。

 さて、この検査の結果は来週の金曜日に判る。主治医の先生が説明してくれることになっていて、きっと今回撮影した画像をいろいろと見せてくれるだろう。
 そこで化学治療を継続するのか、あるいは外科手術ということになるのか、結論が出ることになる。

 いや、まえの記事でも書いたけど、どちらにせよいい報告ができるだろう。
 さてと今夜はそれを祝って一杯やるかな。予祝、予祝。

「エコーと MRI に PET なんだか未来感たっぷりの検査 ぼくも癌でした」への2件のフィードバック

  1. […] – 21 4月 , 2019 エコーと MRI に PET なんだか未来感たっぷりの検査 ぼくも癌でした – 19 4月 , 2019 […]

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