2018 年のたけいよしひこ


 早いもので、今日が大晦日。
「瞬く間」という表現があるがまさにその通りのような気がしている。
 一年前のこの日に「2017 年のたけいよしひこ」というタイトルで一年を振り返っていたので、せっかくだから今年も振り返ってみるのもいいかもしれない。
 なにしろ今年はいろいろとあったからなぁ。いつもの年よりも激変の一年だったことは確かだ。

 まず失ったものを。
 健常、そして腸の一部。
 これが今年ぼくが失ってしまったものだ。なによりも一番大きな変化といえるだろう。永遠に失ってしまったものだからね。
 大腸閉塞、そしてその後の腸の切除手術で失ってしまった。

 得たもの。
 人工肛門、癌。
 なんだか凄いことになっちゃったことがこれで解る。嬉しくないものではあるけれど、しかしこれが得たものだ。
 身体の変化でいうと、これ以外に尿道カテーテルと中心静脈カテーテルが留置されたままになっている。
 尿道カテーテルは定期的に交換が必要で、三四ヶ月に一度交換することになっている。今年は 11 月の交換手術をしているので、次回は 2 月の中頃だろうか。また入院しなくてはいけないね。まぁ、二泊三日なのでたいして身体に負担はないけれど、しかしあまり嬉しくないことは確かだな。
 中心静脈カテーテルの方は抗癌剤の投与が終わったらきっと取り出すことになるんだろう。まだどうなるかは判らないけどね。

 そうそう、そういう意味でいえば「障害者」になったことも得たものに加えてもいいかな。だからなんだということは、まだないけど、それでも出かけるときには障害者手帳を持ち歩くようにはしている。

 ちょっと話題を変えようか。
 デジタル関連だといろいろと得たものがある。まず新しい iPhone だ。去年、iPhone 8 Plus に機種変更をしたんだが、今年は iPhone XS に変更している。この新しい iPhone は気がついたら手にも馴染み、すっかりぼくの生活に欠かせないものになっている。

 それから iPad だ。第六世代の iPad。iPhone の機種変更と一緒に契約して使いはじめるようになった。
 初代 iPad はちょうどアプリの開発をやっていたこともあって、ゲームをメインに使い倒していたけど、この新しい iPad はどうやって使えばいいのか、しばらくは使い道が決まっていなかった。いまさらゲームでもないしね。
 でもここ最近なんだが、病院で抗癌剤投与を受けているときは長時間拘束されるので、iPad で映画を観るようになったし、今月に入ってからなんだが、雑誌を iPad で読むようになっている。きっとこれからもそういう使い方をしていくんだろう。

 それから一昨日だけど、MacBook Air を購入した。これはもちろん仕事でも使うし、こうやって blog を書くのにも使う。なによりも Mac のない生活なんて考えられないぼくなんだが、そういう意味でいえば生活必需品でもあるわけだ。
 朝起きてから夜寝るまで電源が入りっぱなしで、つねに音楽が流れていて、ネットに繋がっている。iMac とこの新しい MacBook Air、そして iPhone XS に iPad。気がついたらデジタルデバイスはすごく充実した年になったといってもいいかな。

 今年、一番大きく変わったことがある。
 それはこころのあり方だ。
 いろいろと足掻いていたけれど、今年は健康を損なってしまったことは確かなんだけど、その替わりに豊かさをいろいろな意味で確信できるようになった年だったような気がする。
 変ないい方で申し訳ない。
 いろいろな人の協力や助力でこうしてこの一年をなんとか過ごすことができるようになったわけなんだが、それでも振り返ってみると「豊かさ」を実感せざるを得ない。こんなことはぼくの人生ではじめてのことだ。
 これからどうなるのかさっぱり判らないけど、ただこうして生きていけるのは、やはりいろいろな意味での豊かさをぼく自身がきちんと認識して、そして受け取れるようになったからだと思っている。

 癌患者だしオストメイトになっちゃったけど、海へ出ることだってできているし、デジタルデバイスに囲まれてなんだか充実した生活もできている。
 だから、今年は「いい年」だったと思うことにしたい。
 来年はもっともっと「いい年」にしたいな。どんどん欲張って、いい年にするよ。

One Reply to “2018 年のたけいよしひこ”

  1. […]     いつも思うことなんだが、月日が経つのはまことに瞬く間だ。     気がついたら 2019 年の大晦日。令和元年の終わりの日だ。     一昨年は「2017 年のたけいよしひこ」、去年は「2018 年のたけいよしひこ」ということで、この日には一年を振り返った記事を書いている。ということで、今年も書くことにする。 […]

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