身体障害者手帳を受け取ってきた ぼくも癌でした


 ぼく自身、そういう意識をまだ持てないでいるんだが、人工肛門、ストーマを造設したことで身体障害者としての対象者になった。一時的な造設の場合は対象ではないんだが、ぼくは一生この人工肛門と付きあうことになっているからだ。
 該当する級は 4 級。

 発行は都道府県が行うことになっている。
 住居している市町村を通じて申請、認可されれば交付される。
 もうちょっと日数がかかるかと思ったけど、意外に早かった気がする。それでも逗子市に書類を提出したのが 9 月 19 日だから約一ヶ月かかっているのか。なるほど。

 手帳があるからといってなにかが変わるわけではない。確かにいろいろな助成を受けることができる。
 たとえばストーマ装具の購入費の助成だったり、鉄道の場合、片道 100Km を越えると運賃が半額になるらしい。当然、バスの利用や飛行機、タクシーを利用した場合もそれぞれ割引が適用されるようだ。
 車の場合だと高速料金が半額になる。もっともこれは別途、ETC の登録申請が必要になるようだ。
 さらに税金についても控除が受けられるようだ。これは確定申告のときにきちんと調べておこうと思う。

 いろいろな面で優遇されるようなんだが、しかし障害者として認定されたからといってぼくはなにかが変わるんだろうか ?
 交付された手帳と睨めっこしてもそれははっきりとしない。
 いや、手帳があるかないかではないんだろう。ぼくがオストメイトとになったということについて、ぼくがどう考えていけばいいのかということに尽きるんだろう。

 それは理屈としてはよく解る。
 でも実際に目の前にある手帳がぼくの人生をなにか変えるんだろうか ?
 いろいろな思いが交錯して、すこしだけ途惑っているぼくがいることは確かだ。
 ありがたく助成を受ければいいんだろう。しかし、それでぼくはどう変わるんだろうか ?
 それともぼくは変わらないのか……。

 変わって堪るかとは思うんだけど、しかしそんなに単樹な話ではないような気もしていることは確かだ。

コメントを残す