時間とはなんだろう


 今年の 22 冊目。松浦 壮 著「時間とはなんだろう」読了。
 元々、子どもの頃から宇宙が好きだった。
 小学校の頃は名古屋に住んでいたんだが、名古屋市科学館にプラネタリウムがあって、そこの「星の会」会員だった。月に一度、プラネタリウムに通い、宇宙の話を聞いていた。
 当時は天体望遠鏡で夜空を熱心に観ていたこともあった。
 でも、その頃に知っていた宇宙とは最新の物理学で解き明かそうとしている宇宙とかなり様相が違うような気がする。

 もちろんそれは科学の進歩の成果だ。
 ぼくが子どもの頃にはまだニュートリノも、また量子の世界だって謎に包まれていたはずだ。
 21 世紀になったらどんな世界になっているんだろうなんてことにも興味があって、未来的な物語をむさぼり読んだこともあった。
 ここまで情報系が進化していくとは想像もしていなかったけどね。
 ということで最新の物理学みたいなことには興味はあったんだが、というか、宇宙についてもそうだけど、なぜかその手の本を手に取ることは少なかったかもしれない。この本だってほかに読みたい本が見つからないから書架から手に取ったという経緯がある。でも、これを選んでよかったと思っている。

 タイトルは「時間とはなんだろう」ということになっているが、内容的には物理学の歩みをおさらいを含めて最新のところまでていねいに説明している。とても平易な表現で書かれているので、この手の本にしてはとても読みやすかった。
 とはいえ電車に揺られながら読んでいるときには眠くなったこともあったけど。

 きちんと読めば、これ一冊でガリレオやニュートンからはじまった物理からアインシュタインの一般相対性理論や果てはまるで想像もつかない量子の世界まで、人類が解き明かしてきた法則がよく解るだろう。
 こうやって物理学の流れを眺めてみると、しかしこの宇宙はとてんでもない構造をしていることが朧気ながら解って慄然としてしまう。特に量子の世界は想像もつかない世界だからね。

 まぁ、七面倒な話かもしれないけど、ときには頭を捻ってなにかを学ぶということも必要だとぼくは思っているので、今回この本を選んだのは正解だったかもしれない。
 前著もあるようなので、ぜひそちらも読んでみたいと思っている。

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